ゲームオブスローンズの世界を楽しむための解説

ジョン・スノウ、デナーリス・ターガリエン、ティリオン・ラニスター、サーセイ・ラニスター、ジェイミー・ラニスター。シーズン1から最終シーズンまでの主要人物である5人に関する伏線についての考察。壁の北の戦い、ウェスタロスの鉄の玉座を巡る戦争、デナーリスの玉座奪還の3つの軸のつながりについて。伏線を楽しむための解説。

カテゴリ: 登場する家系

スターク家。

<シーズン1>

父 ネッド・スターク

母 キャトリン

長男 ロブ

長女 サンサ

次女 アリア

次男 ブラン

三男 リコン

ネッドの落とし子(私生児) ジョン・スノウ

スターク家の兄弟と共に育った シオン・グレイジョイ

・・・以上の8人がネッドが城主を務めるウインターフェルに暮らす面々。

これに加えてストーリーに関わるスターク家の人間として

ネッドの弟 ベンジェン

ナイツウォッチの一人。ジョンは彼に連れられてナイツウォッチに加わる。シーズン1に登場してしばらくは登場することはないが、後のシーズンでジョンだけではなく、次男ブランにとっても重大なキーパーソンとなる

ネッドの妹 リアナ

彼女のことについては、登場人物たちの会話のなかで、どんな人物でどんな経緯で亡くなったのかを知ることになるが、家同士の関係もよく理解できていない序盤では、その構図を理解するのはなかなか難しい。ただ、リアナに関する情報はできるだけ聞きもらさず、留めておくのがよい。彼女の真実が後のシーズンの大きな鍵となるからだ。

シーズンの序盤で、頭にいれておくこととしては、狂王ターガリエンの息子で、デナーリスとヴィセーリスの兄であるレイガーによって、リアナが誘拐されたという出来事が、多くの人物の人生に影響をもたらし、その後の歴史を強く動かしたということ。

ロバート・バラシオンが反乱を起こし、現在7王国の王であることもこの出来事に起因している。

 

 

ラニスター家。

<シーズン1>

父 タイウィン・ラニスター

長男 ジェイミー

長女 サーセイ

次男 ティリオン

ジェイミーとサーセイは双子である。彼らの母はティリオンが生まれた時に亡くなっている。普通ではない容姿でティリオンが生まれたこと、同時に母が死んだこと。この因果によってティリオンは過酷な人生を強いられる。実の姉と実の父から疎まれ、憎まれるという過酷さ。そして、この確執がラニスター家をみていく上で注目してほしいところだ。

タイウィン、サーセイ、ジェイミーがティリオンに対してどのような感情で接しているのか、そして、ティリオンは彼らのその感情に対してどう接しているのか。

ラニスター家は多くの名家と対立することになる。しかし、ラニスター家の中にある対立は家同士の対立よりも、根の深い対立である。

シーズン1第5話、ブランの勉強のシーンより

グレイジョイ家「我らは種を播かず」@鉄諸島(くろがねとう)
バラシオン家「氏神は復讐の女神」@王都
ラニスター家「ラニスターは借りを返す」@西部(ウエスターランド)
マーテル家「折れぬ枉(ま)げぬまつろわぬ」@ドーン
タリー家「一族 本分 名誉」
ホーンウッド家「憤る正義」

ターガリエン家

<シーズン1>

妹 デナーリス

兄 ヴィセーリス

ざっくり言うと、七王国の王である父が殺されたため、忠臣によってこの兄妹はウェスタロスから東にあるエッソス大陸へと逃された。このエッソスはターガリエン家のゆかりの地でもある。兄ヴィセーリスは、女としての妹デナーリスを利用して鉄の玉座の奪還を目指す。と同時にデナーリスにとっては、さらなる過酷な人生の始まりにもなる。

二人の兄であるレイガーは、ネッド・スタークの妹リアナを誘拐したとされている。が、その真相は後々のシーズンで明かされることになるので、レイガーとリアナに関する会話はしっかりと把握しておくとよい。

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