①マンス・レイダーとトアマントが初登場

これまでずっと名前だけが語られてきた、元ナイツウォッチにして現「壁の向こうの王」マンス・レイダーがついに登場。そして、はじめジョンがマンスと間違えた野人がトアマント。彼はこの野人のパーティの中で、マンス、イグリットと同じくらい重要な人物なので、今後の活躍に注目したい。

②ジョンが気づき始める、本当に戦うべき相手

彼の今後の行動の核が決定しつつある。本当の脅威は、ホワイトウォーカーであり、壁の北も南も関係なく全員が協力してそれに対抗しなくてはいけないということ。

③クァイバーンが初登場

ハレンホールで発見され、タリサに救護された学匠。のちのち登場する。

④ティリオンとタイウィンの確執

会話を聞く限り、この確執が解消されることは、どちらかが死ぬまでないのだろうことがわかる。

⑤スタニスがメリサンドルの言いなりのような状態に。ダヴォス、メリサンドルへの不信が深まる

この2人の関係も悪化していく一方である。

⑥ミッサンディが初登場

現在まだ名前は明らかになっていないが、通訳をしていた女性がミッサンディ。今後、デナーリスにとってかけがえのない人物になっていく。活躍に注目したい。

⑦バリスタン・セルミーの再登場と、焦るジョラー

シーズン1第8話
で王の楯総帥を解任されたバリスタンがデナーリスの命を救う。王都の中枢にいたバリスタンは、ジョラーが密告してデナーリスを裏切っていたことを知る人物でもある。ジョラーにとっては歓迎すべき人物ではないかもしれない。


<インサイド・ストーリーより>

北部でマンスは有名だ。「壁の向こうの王」野人たちの王だ。皆、野人は悪者だと教えられて育つ。北部と「壁」の向こうとは常に戦闘状態が続いている。

イグリットと過ごすうち、彼らにも別の姿があるとジョンは考え始める。子供の頃に聞いた野人とは違う姿だ。ジョンは元の世界でもずっとよそ者だった。無条件に受け入れられたことはない。世界から疎外されていた。だから生まれながらというか、経験上、分かってる。人は見た目だけでは分からないと。

実際に会ったマンスは悪党に見えず、切れ者だ。2人はお互いを認め合う関係になる。マンスは若い頃の自分をジョンに重ね合わせる。ジョンは実に冷静沈着なマンスの中に、これから迎える時代に必要な強さを見る。そして協力関係が生まれる。双方の敵は同じ、ホワイト・ウォーカーだ。ジョンがどう出るか楽しみだ。

サーセイの立場は興味深い。ロバートの王妃から、王の母として摂政太后に。時期王妃のマージェリーは脅威だ。サーセイが過去なら彼女は未来。年も若く、息子を魅了し母から奪い始めている。サーセイは怯えている。

マージェリーはサーセイ2号とも言える。サーセイの要素を多く持ち、彼女にない要素まで持ってる。人と交わり巧みに操作できる。それは彼女がサーセイより人が好きだからだ。サーセイにとっては弱点だから彼女に脅威を感じる。サーセイは誰からも好かれていない。人から恐れられることを選び、愛されようとは考えない。2人は同じくらい賢く美しいが、若くて社交的なマージェリーはサーセイには脅威だ。しかも息子までうまく操っている。大事な息子が手に負えなくなり、恐怖を感じている。

サーセイが形勢不利という状況が面白い。これまでは常に優位に立ち冷静だった。皆の一歩先を行く。そんな人物のピンチは見ていてワクワクする。

マージェリーは暗礁を避け、進む道を探っている。サーセイは権力も息子も奪われまいとその方法を探している。

デナーリスの行動を歓迎しない者もいる。魔導師や奴隷商人などにとって、彼女は敵であり、止めるべき存在だ。たとえ強力になっても。だが彼女はそんな状況に慣れている。兄と共に暗殺者からずっと逃れてきた。前王(ロバート)が放った暗殺者から逃げ各地を放浪した。殺せば王が喜ぶためターガリエンは狙われていた。暗殺者は増え、それぞれが違う理由で彼女を狙うが、最後のターガリエンだから彼女は当然だと思ってる。彼女が屈することはない。